Contents
メマトイ
何時ものグランドに向かって散歩する林に囲まれた小道を歩くこのコースは冬場は落ち葉を踏みしめて歩く気持ちの良いコースなのだが暖かくなるにつれて虫達の動きも活発になる。
特に害のある虫でない限り気にはしないのだがメマトイと言う小さな虫が厄介で、気が付くとボルジャーノとなちぐろの目の周りにとまったり私の顔の周りを衛星のようにグルグル周り払っても払ってもついてくる。
めまとい事態は噛んだり刺したりはしないのだが眼病や寄生虫を媒介する本当に厄介な存在である。
このあたりから増えてきます…横に小さい川が流れているからでしょうか?
メマトイとは?
昆虫類のハエのうち山や野で人の顔の周りを飛び回りつきまとう小形種の総称。
日本にいる代表的なメマトイの種類は二種類で
- ヒゲブトコバエ科のクロメマトイ(約3ミリ)
- ショウジョウバエ科のマダラメマトイ(約4ミリ)
https://twitter.com/Trypoxylus_gaya/status/721310549070319616
メマトイが顔の周りにブンブン飛び回りまとわりつくのは、涙や目ヤニに含まれるタンパク質を摂食する為だと言われています。
そしてその際にトラコーマ等の眼病や東洋眼虫などの寄生虫を媒介してしまいます。
エンジェルズアイズナチュラルチキンリバー
100%天然成分で出来た涙やけや目やにの改善が出来るサプリメントです。
涙やけとはバクテリアが繁殖し目の周りの毛が赤茶色に染まり、やけたようになってしまう状態のことです。
ほっておくと湿疹や皮膚炎、悪臭、目の感染症などの原因となります。
東洋眼中
ワンちゃんや猫ちゃんの目ヤニがひどい、結膜炎が治らない等の症状が酷い場合、東洋眼中に寄生されている可能性があります。
結膜の奥や涙管の中、瞬膜の裏側に寄生する体長5~18mmの小さな白色の線虫です。
感染当初は、ほとんど無症状ですが成虫になり動き回るようになると目ヤニが多くなり結膜炎等の症状が出始めます。
犬猫の正常な目ヤニは、眼の鼻側にたまります。目ヤニは白や灰色、黒いものは正常に認められるものです。黄色の目ヤニが出た時は細菌感染や強い炎症を疑います。眼の全周に黄色い目ヤニが付いている場合には、角膜の傷やドライアイが疑われます。目ヤニの位置、色を見て、気になる場合は病院へ相談を。
— 藤井動物病院 (@FujiiACC) September 8, 2018
虫が目の表面に出る事は少なく確認する事は難しいですが目の中に糸くずのようなものを確認したらすぐに動物病院に行ってください。
治療方法は、麻酔後に直接虫体を摘出する。
まぶたや瞬膜の裏側や奥のほうまでくまなく目視でチェックしての摘出となります。。。コワイ
一度で取り切れない場合があるので、期間をおいて何度もチェックし摘出する必要があります。。。コワスギル
リンク先に写真ありますがちょっと怖いので注意
関連リンク:面白い寄生虫の臨床 公益社団法人 日本獣医師会
- 感染初期はほぼ無症状で成虫になり動き出してから症状が出る
- 治療方法は麻酔後にピンセットなどで直接取り出す
メマトイ対策と予防
東洋眼中は、幼虫の段階でならフィラリア予防薬で駆虫する事が出来ます。
しかし幼虫段階では症状が出ず成虫になった場合に初めて寄生されている事に気が付くというのが大半のようです。
成虫になった東洋眼中は予防薬での駆虫効果が期待できないので、常日頃からのフィラリア予防薬の与薬が重要になるのです。
そこで私達、飼主が愛犬の為に出来る事は日頃からしっかりとしたフィラリア予防薬を選び投与する事で感染初期の段階で駆除してしまう事です。
感染後の投与ではなく感染前に予防する事が重要となるのです。
- 幼虫の段階ならフィラリア予防薬で駆虫可能
- 症状が出るのは成虫になってから幼虫の状態では症状が出ない
- フィラリア予防薬は日頃からしっかりする事が重要