セラピードッグが施設に来てくれたよ
私が働いている介護施設に日本レスキュー協会さんのセラピードッグ「みわちゃん」と「バター君」が来てくれたよ。セラピードッグの「皆輪ちゃん」はチワワの女の子セラピードッグの「バター君」はMIXの男の子
高齢者や障害を持つ人、病気を治療中の方達などの
心の癒しを目的に高度な訓練を受けた犬をセラピードッグと呼びます。
なかなかワンちゃんと触れ合う機会のない施設の皆さまに、少しでも癒しや刺激があればとの思いから企画し、今回、初めてセラピードッグを日本レスキュー協会さんに依頼しました。
時間はだいたい1時間ほどの間でしたが、参加された入居者さん達1人1人がセラピードッグのワンちゃんと触れ合う事が出来ましたよ。
ワンちゃんとの触れ合いの中で、「昔はこんな犬を飼っていた」「自分の家の犬はこんな性格だった」と施設の皆さまのワンちゃんとの思い出を聞くことも出来ました。
また、いつもはイベントになかなか参加されない方も「犬、触れるんか…??それなら行くわ!」と意欲的に参加して下さる方もおられましたよ。セラピードッグのイベントでは『ワンちゃんの自己紹介』から始まり、参加された全ての方がワンちゃんを触ったりだっこしたりできる『触れ合いコーナー』がありますよ。
『触れ合いコーナー』では、少し大きいバター君は、上手に台の上に前脚を乗せてくれるので、イスや車いすに座っていても頭を撫でることができますよ。とても賢いバター君小型犬で軽量な皆輪ちゃんは膝の上で抱っこする事ができます。とても愛らしい皆輪ちゃん
利用者さんが投げたボールをキャッチしてくれるボール遊びのコーナーや
利用者さんが持ってくれているフラフープを潜り抜ける
フラフープくぐりを披露!(写真ブレブレでスイマセンw)
参加してくれた入居者さん達や職員も「皆輪ちゃん」と「バター君」の見事なフラフープくぐりに歓声をあげていましたよ。
その後は賞品(とてもかわいいポストカードとカレンダー)をかけた全員参加の『ゲーム大会』で盛り上がりました。
時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、セラピードッグの「皆輪ちゃん」と「バター君」そして日本レスキュー協会のスタッフさん達のおかげで、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。1頭につき、1人のスタッフの方が付いてくれているのですが、このスタッフさんのことを『ハンドラー』と呼ぶそうですよ。
セラピードッグに来て貰った感想
入居者の皆さんは様々な疾患を患っている方もおられます。
車いすの方も認知症を患っている方もおられます。
その中で、どうしても人によって「出来る事・出来ない事」また、「興味のある事・ない事」があり、参加した全ての方が分け隔てなく楽しめるというイベントや企画を考えて行う事の難しさを感じていました。
ですが今回の日本レスキュー協会さんのドッグセラピーイベントは、参加した入居者さん達、皆さんの笑顔や表情から全員が本当に楽しんでおられるように感じました。
セラピードッグを呼ぶのにかかる費用と経緯
「セラピードッグ」に来てもらおうと考えたものの、「どこに電話したらええんや」状態でした。
とりあえず『セラピードッグ 大阪』とネット検索するものの、福岡や神奈川など、かなりの遠方だったり、セラピードッグとして活躍しているワンちゃんが1匹だけだったりと、なかなか思うような団体を見つけることは出来ませんでした…
そこで色々な施設のドッグセラピーイベントを検索し、やっと見つける事が出来たのが「日本レスキュー協会」さんでした。
たくさんの学校や高齢者施設でも活動実績が有り、セラピードッグとして活躍しているワンちゃんは、なんと10頭も所属しています。
また、小型犬から中型犬、大型犬までも在籍しており、中にはラブラドールさんの姿も発見!ここしかないとの思いから思い切ってメールをしてみました。
すぐにお返事を頂き、伊丹市と遠方にもかかわらず来て下さることになり
費用については、高速道路料金などの交通費を含めて今回は2頭で総額27000円でした。
日本レスキュー協会さんは災害時に国内・国外問わず国際救助機関として災害救助活動するNGO団体であり。
セラピードッグの育成・派遣、捨て猫や捨て犬の保護や里親の募集など動物福祉・愛護活動も行う、国から認定を受けた認定NPO法人でもあります。
- セラピードッグの育成・派遣
- 動物福祉保護・愛護活動
- 災害救助犬の育成・派遣
日本レスキュー協会ではセラピードッグの効果について、大学教授研究チーム・医療従事者・精神科医などと検証した実証データーを蓄積し医学会で発表を行っています。
また保護犬の育成スポンサーや里犬の募集や活動支援の募集も行われておりますので。
詳しく知りたい方はHPをご覧ください。
〒664-0832 兵庫県伊丹市下河原2丁目2−13
072-770-4900
後日談…
セラピードッグと触れ合う事で、気持ちが前向きになられた利用者さんや、リハビリに意欲的に取り組んでくれるようになった利用者さんもおられます。
「むかし大きな犬を飼っていたんや~」と言うお話を聞かせて頂いたので
セラピードッグさん達のように上手に振る舞う事は到底出来ませんが
「ボルジャーノ」と「なちぐろ」も後日、施設のお外で入居者さんにご挨拶に行かせていただきました。